ポイッと投げたらサクッと自動でやってくれるようなスクリプトなんて、大企業ならともかく、小さな会社や個人の方にはハードルが高めですよね…しかもクラウドとも連携となると…
人生万年奴隷、みちひこです。
色んなシステムが成熟された都会の現場ではあまり聞く機会が無いかもしれませんが、小さな町では「今後、このクライアントさんのゲラが完成したら、PDFを○○に送って、それJPEGにしたヤツを○○に入れて、俺にメールちょうだい。」って感じのを良く聞きます。
決まりきった作業なら自動化したいんですが、それを作る時間を費やせてもらえない、お願いできるような部署もないし人もいない、ましてや自分にはスクリプトを組むなんて知識も無い…
そういうとき、諦める前に一度試してみたいのが、「wappwolf」です。
最初の頃はDropboxしか対応していなかったのですが、最近はGoogle Drive・box・facebookにも対応しています。Dropbox・Google Drive・boxは、指定のフォルダに入ってきたファイルに対して、facebookはアップロードした写真に対して、予め組み立てたおいた処理をかける事が出来ます。各クラウドによってできない処理も1つ2つありますが、組める処理はざっと以下の通り。
これだけだとわかりにくいので、「Dropboxにぶっ込んだ写真をPicasaにUploadして元のファイルを削除する。」というのをカンタンに作ってみます。
まずはwappwolfのページに行きます。
昔のなごりでTOPページがDropbox用になっていますが、box用・Google Drive用・facebook用の自動化(Automator)を作る時は、下部にあるそれぞれのボタンをクリックして切り換えましょう。そうすると、ページ上のAutomate your ○○○○が、該当のクラウドの名前に変わります。wappwolf にはwappwolf 用のアカウントというものが無く、自動化を作るそれぞれのサービスのアカウントを使ってログインします。
今回はDropbox用のものを作るので、
このままページ上部の「Log in」からログインします。
Dropboxの確認ページに行くので、「許可」をクリック。これでログイン完了。Dropbox自体にログインしてない場合は、Dropboxへのログインが求められます。
するともういきなり自動化を作るページになります。
ページに自分のDropboxの中身がリスト形式で表示されるので、自動化させる対象のフォルダをラジオボタンで選択します。
自動化用の新しいフォルダを作るのであれば、そのまま下にスクロールして…
「New folder」をクリックするとブラウザから離れずに作れます。
すでに自動化が設定されているフォルダがあれば、そのアイコンが赤くなります。
自動化させる対象のフォルダをラジオボタンで選択して、ページ下部の赤い「Next」ボタンを押すと作成開始。
Picasaにアップロードしたいので、Pictureの中から「Upload it to Picasa/Google+」を選択。
「Connect to Google」をクリックして、Googleアカウントと紐付けしましょう。
アカウントと紐付けすると、設定メニューが表れます。
アップロードするアルバムを選択して、「Add Action」を押すとワークフローに追加されます。
その次に、自動化を発動するためにDropboxに入れた元のファイルを削除させる為に、「Delete the original file」を選択して「Add Action」を押して完了。おう。もうできた。
自動化させる一連の処理を組み立てたら、ウィンドウ上部の「Add another action or finished?」の「finished?」ボタンを押してフィニッシュをキメましょう。
すると今まで組み立てた自動化を管理する画面に移動します。いろいろ自動化を作ると、ここに一覧になって表示されます。
ここで、各自動化を一時停止したり削除することも可能です。
いかがでしたでしょうか。
重要機密文書などをコレに託すのはナシの方向ですが、日々の簡単なやりとりをDropboxを元として自動化を組めば、Finder上でそのフォルダに移動するだけで処理が始まってくれるので、わりと便利なんじゃないでしょうか。
さすがに入れた瞬間に処理が始まるわけではないですが、決まった一連の処理をめんどくさがりながらするよりも精神衛生上いいと思います。
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